「私はネガティブ思考だからついつい悪い方に考えちゃう・・・」
「おれはポジティブ思考だから毎日楽しいな〜」
同じ出来事が起きた際にも、ネガティブ思考とポジティブ思考で心持ちやその後の行動に差が出てくると思います。
しかし、全員に「ポジティブ思考になればいい」という話ではありません。それは無理ですからね。笑
今回は、子育てにおいて考え方を少し変えるだけでラクになることがあるのでそれをご紹介します。
子育ては考え方で変えられる
子育てに限らず、仕事やスポーツ、人間関係など全ての事柄に当てはまることですが、『この出来事をどう考えるか』で
豊かな時間になるか苦痛の時間になるかが決まってきます。
『考え方』というのは非常に大切なことですが、少し抽象的に思えてしまいますので、これからなるべく具体的に
お話ししていきます。
考え方を変えるとは?
じゃあポジティブ思考になって子育てすれば良いの?
お茶をこぼしてもポジティブに考えるのは無理なんだけど・・・
今回言いたいのは、「ネガティブ思考をやめて、ポジティブ思考になりましょう!」という話ではなくて
『子どもはできないことが当たり前』
という考え方に頭を変えていきましょう。
これが、今回の結論になります。
子育てをしていて全ての出来事をポジティブに考えていくのは正直難しいですし、心が持ちません。ストレス溜まります。
そうではなくて、『できないことがあって当たり前』という前提で子どもと関わるようにしてみましょう。
考え方を変えれば行動が変わる
『できないことがあって当たり前』という考え方を持つことで親として行動が変わってきます。
もちろん、年齢にもよりますが、最初からなんでもかんでもできる子はいません。
例えば・・・
○ご飯の食べこぼしが多い時 (2〜3歳くらい)
→「なんでこぼすの?」「早く拭いて!」「ん!もう」
ではなくて・・・
○ご飯の食べこぼしが多い時 (2〜3歳くらい)
→「まだ上手に食べられないから仕方ない」「こぼしてもいいように下に何かひいておこう」
『できないことがあって当たり前』という考えを持つことで親の心に余裕が生まれ、イライラする機会は減ります。
小学生でも食べこぼしが多い子がいます。(大人でもいるかな・・・笑)
なので、親の目線で子どもに求めてはいけません。子どもは子どものレベルがあり、最初から上手にできるわけではありませんから
『できない』から『できる』ようになる過程を楽しむことが子育ての楽しさなのかもしれません。
子どもに期待しすぎないで
子どもに期待しすぎると辛いのは親です。
でもこれは、子どもがダメなのではなく勝手に期待しすぎた親の方が悪いですよね?
勝手にできると思い込んだり、「なんでできないの」と一方的に怒ったりして期待を押し付けているのはおかしい話ですよね。
でも、子どもに期待することがダメとは言っていません。
ゆ〜パパもかわいい娘たちには期待していますが、期待を押し付けてはいません。
「最初からなんでもできるわけではないからゆっくりいこうぜ〜」の思考で関わっています〜
「みんな出来ているのに・・・」この考えは不要
保育園や幼稚園で同学年の子どもを見た時、聞いた時に・・・
え、みんなお喋りできている!?
みんなトイレで排泄しているのか・・・
え〜逆上がりしてる〜!?
などなど我が子との成長の差やできることの違いに驚くことがあるのではないでしょうか?
これは本当にわかります〜笑
ゆ〜パパの娘は表現会で1人だけボイコットして、舞台にすら出てこなかったから・・・泣
あの時は12月で寒い時期なのに冷や汗と申し訳ない汗で汗だくだくでした・・・・・・・・・・泣
でもでも、大丈夫ですよ!!
子どもの成長は一人ひとり違いますから
ゆっくり成長する子もいます。今はできなくてもできるようになる子もたくさんいます。
月齢の差が顕著に出てしまう幼児期は仕方のないことです。
他の子の成長や出来ていることを見た後に
〇〇ちゃんこれ出来ていたよ!あなたも出来るようにならないと!!しっかりして!
これはNGです。子どもに押し付けてもすぐにできるわけではないし、負担になります。
焦ってしまう気持ちはわかりますが、成長段階で競争しているわけではないので、我が子を見てあげてください。
自分の子どものできることや成長したことに目を向けてあげることがなによりも大切です。
子どもを信じてあげることは大切
上記では、『期待しすぎないで〜』と書きましたが、子どもを信じてあげることは当たり前ですが、大切です。
他の子ができていようが、成長が早かろうが関係のないこと。
かわいい我が子を信じて毎日を過ごしていきましょう。
子どもは成長する生き物ですが、親が期待して信じてあげないと成長していきません。
しっかりと可愛がって、愛情を持って信頼して関わるようにしましょう。
今からできる子育てをラクにする考え方
では、実際に子育てをラクにするためにはどうすればいいのかを考えていきましょう。
何も難しいことはありません。
上記でも少し伝えている内容も含みます。
『できなくて当たり前』という考えがもたらす効果
子どもは最初からなんでも上手に出来るわけではありません。
上記でも述べましたが、『子どもはできなくて当たり前』という考えを持って
関わることが重要です。
○ご飯はこぼす
○片付けはできない
○トイレは失敗する
○スプーンで上手に食べられない
など最初からはできないことがほとんどですし、なかなかできないことも
よくあります。
親が『この子はできる』と思って関わってしまうと子どもができなかった時に
イライラや不安になるのです。
ですので、『できなくて当たり前』という思考を親が持つことで
子どもができなかった時に子どもに対して怒りという感情は抱かないはず。
『できる』と思っていたら『できなかった』というのは怒りにつながり
『できない』と思っていたら『できた』というのは褒められる
というのはプラスの関わりにも繋がります。
なので、まずは、『子どもはできなくて当たり前』とスタートを小さいところから考えていきましょう。
親の頑張りは子どもにとってプラス?マイナス?
親が子どもに過剰に期待したり、子どもに良かれと思ってやっていることは
果たして本当に子どもにとってプラスになっているのでしょうか?
よく、「親のエゴだ」みたいなことを聞きますが、これに至ってはなんとも言えませんが
無理強いする関わりは子どもにとってはマイナスであると考えています。
おしつけることはしつけではありません。
子どもが主張できる年齢であれば、子どもの意思を尊重することで
子ども自身が頑張れるのであれば、親のおしつけはマイナスですよね。
トイレトレーニングといって、泣いている子どもを便器に無理やり座らせて
「トイレするという感覚を掴ませたい」というやり方は間違っていませんか?
『できないこと』は恥ずかしいことではありません。それがその子の現在の状況です。
できないからこそ、何度も何度も練習してできるようになっていけばいいだけのことで
それが子育てです。それが成長です。
親が頑張ることは正しいことですが、頑張る勢いを間違えると子どもには負担ですよ。
気軽に考えていきましょう。
子どもと一緒に楽しんでみよう
親という立場は意外と酷な立場で
「子どもを成長させないといけない」
「できるようになってほしい」と
本来楽しいはずの子育てが楽しめていない場合が多いですよね
そういうときは、たまにはね、こうしてみてください。
子どもの失敗で一緒に遊んでみる
○例えば:子どもが物を投げてしまったときに
普段なら、「物投げないで!」と言いたいところを
一緒になって投げ合ってみて遊んでみるというふざけた作戦です。
あ、固いものや危険なものはなしですよ。
そして、遊んだ後にダメなことはダメと伝えてあげてくださいね!
○2つ目の例え:これは海外の出来事で最近SNSで知ったので例として挙げます。
子どもが手作りのホールケーキを運んでいるときに手を滑らせて床に落としてしまいました。
普通なら、手作りケーキなので親としては怒りマックスですよね・・・笑
でも、そのママは「はぁ」と言いながらも次の瞬間、
笑いながら子どもと一緒に落ちたケーキを食べて楽しんでいました。
これは流石の一言です!!
怒ったり注意したりするのは楽しんだ後でもいいと思います。
子育てを楽しむってこういうことなのかなと見ていて思いました。
皆さんには真似できますか?笑
まとめ
今回は、『子育ては考え方を変えればラクになる』というテーマでまとめてみましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
「子育てはこうだ!」「子育てにはこれがいい!」
という固まった考え方ではなく、
「子育てはこれもあるよね〜」とまずは、低いところから考えていきましょう。
何度も言いましたが、『できない』ことは恥ずかしいことではなく、『できない』ことは子どもであれば
ごくごく当たり前の話なので、焦らず、他の子どもと比較せず我が子をしっかりと見てあげてください。
なんなら、『できない』ことの多い今の時期の子育てこそが一番楽しい時間で尊いものということを
数年後に知ることになりますよ。笑