今回は、ダメだとわかっているけど、ついついやってしまう子育てについて
考えていきましょう。
毎日の子育てに追われている方に向けた内容になります。
また、自分達の子育てを見つめ直すきっかけになればいいなと
思っていますので、最後までお付き合いください。
ダメだとわかっているけど、ついついやってしまう子育て
頭では「ダメ」とわかっているけど
ついつい日常生活の中でやってしまうことって
結構あると思います。
それって結構勿体無い状態になっています。
子どもの成長のチャンスが日常生活の中には転がっています。
その成長のきっかけを潰してしまっている可能性があるので今日から
気をつけていくことで子どものためになると思います。
なんでだめだとわかっているのにできないのか?
子育てをしている中でママに余裕がないことが大きな理由であると思っています。
仕事+家事+育児+自分のこと
1日の中でやることが多すぎてママの中で余裕がないことが多いと思います。
そんな生活の中で、ついつい『ダメ』とわかっていても
まあ今だけいいか・・・
と今の生活流れを優先してしまい、ダメだとわかっていても
黙認してしまう形になっていませんか?
パパのサポートがないことが大きな原因になると思っています。
では、日常生活の中でどうすれば改善していけるのかを考えていきましょう。
他の子どもとの比較
これは、子育てあるあるですよね。
ついつい、他の子どもと自分の子どもを比較して考えてしまうことって
100%あることです。
だって、気になりますよね。笑
でも、子どもの比較は全く意味がなく無駄です。
できていない時に、比較してしまう
だいたい、他の子どもと自分の子どもを比較するときは
自分の子どもができていないとき
に比較してしまうことが多いと思います。
他の子は遊んでいるのに、うちの子は泣いてばっかり・・・
うちの子だけオムツが取れない・・・
みんなは集団で遊んでいるのに、うちの子は1人遊びしている・・・
でもそれは、その子どもの特性であり、個性でもあります。
子どもはそれぞれ、優れている面と劣っている面がある生き物なのでできていなくても
仕方ないことであり、当たり前なのです。
子どもは一人ひとり全く違う
上記でも少し述べましたが、子どもは一人ひとり本当に違います。
外見、中身、考え方など何もかもが全く違います。
ということは、『みんな一緒』である必要性はないと思っています。
子育てをしていて、自分の子どもが劣っていると思うのは
なんか嫌ではないですか?
子どもの発達はでこぼこです。
運動面に優れているけど、身辺自立ができていない子もいれば、
賢いけど、オムツがなかなか取れない子もいる。
レゴや工作などの手先が器用だけど、運動面が劣っている子など
みんな同じではありません。
だからこそ、違うことは間違いではありません。
違うことは個性であり、その子の愛されるポイントかもしれません。
改善策
では、他の子どもとついつい比較してしまうことについての改善策は2つあります。
1つ目は・・・・・・・
うちの子はうちの子。他所の子は他所の子。
何度も言っていますが、みんなが同じレベルである必要はないし
「みんなができているからやばい!!」と焦る必要はありません。
周りはできているけどうちの子ができていないことをマイナスではなく、
愛すべきポイントとして前向きに考えていきましょう。
2つ目は・・・・・・・・
ゆっくり成長する子もいる
子どもの発達は大体、何歳にどの部分が成長していくかが
わかっています(スキャモンの発育曲線など)が
それはあくまでも目安です。
子ども一人ひとり早く成長する子もいますが、発達がゆっくりな子もいます。
発達が早くて、できることが多いから偉い子ではない。
発達が遅くて、周囲に比べてできないことがある子がダメな子ではない。
だからこそ、
あの子はできてる〜
もうあんなことができるの!?
ではなくて、
うちの子はゆっくりだから丁寧に関わろう
できなくてもいいよ。いつかできるから
と他の子ではなく、自分の子どもをしっかりと見てあげましょう。
ネガティブ発言
絶対に子育てをしているとママパパの心も体も疲弊してしまいます。
疲弊した状態で子どもの相手をすると苛立ちや怒りに変わることもあります。
苛立ちや怒りの次は、ネガティブな発言が出てきてしまいます。
子どもは親の言葉を良くも悪くも吸収してしまう生き物なので
親のネガティブな発言は子どもにとっては深刻な問題になるケースもあるため
子どもにはなるべくネガティブではなく、ポジティブな言葉がけが必要です。
ついつい、ネガティブ発言をしてしまわないように考えていきましょう。
否定が多い
子どもを相手にしているとついつい、否定する言葉を使いがちになりませんか?
そこ危ないから降りて!
なんでご飯こぼすの!!
それは今したらダメだって!!
などなど・・・・・・・・・・
子育て中の否定の言葉は山ほどありますよね笑
否定される言葉をかけられた子どもは
萎縮して、やりたいこともできない、言いたいことも言えない状態になり
安心してお家で過ごすことができなくなります。
否定の言葉が出てくることは私自身経験がありますから、
絶対に出さないようにしましょうとは言えませんが
気をつけていくことで格段に子どもとの関わりが変わっていきます。
褒めない
これも、子どもと関わっている方にはあるあるですね。
子どもは褒められて伸びる子がほとんどです。
子どもを『木』に例えるならば、『褒める』というのは
『肥料』や『水』のようなものです。
子どもの成長には褒める関わりは絶対に必要になります。
しかしながら、褒めない親が多いと思っています。
そして、褒めない親の特徴としては2点あります。
○どうやって褒めていいかわからない
○褒める機会がない
この2点をいう親は多くいました。
日常生活で子どもを褒める機会は山ほどあります。
○食事中
・こぼさないで食べててすごいね
・上手にお箸(スプーンなど)でつかめてるね
・たくさん食べてくれてありがとう
○遊んでいる時
・ぬりえしたの?いろんな色を使っていて綺麗にできたね!
・これ上手!!どうやって作ったの?教えて〜
・うま〜い!!投げるの上手やね〜!
○風呂、トイレ
・1人でできてすごいね!ママ助かるよ〜
・昔はできなかったのに、今は1人でトイレできてカッコいいね!
など、褒める機会や褒める言葉は日常生活にたくさん転がっています。
改善策
ネガティブ発言を言わないための改善策は
子どもはできなくて当たり前。一旦待って声をかけてみる
ネガティブ発言が出てしまう原因は、子どもがよくない行動や言動があったときです。
その時に、
子どもはできなくて当たり前なんだ。
ごくっ
それ、危ないから降りて遊ぼ!これであそぼ!
と子どもには強く言っても意味がないことが多いので
一旦待って関わってみてください!
待つことができない親が多い
子育てや子どもと関わる際には『待つ』ということは非常に重要です。
しかしながら、待つことができない親が多いです。
日常生活で子どもがやっていることに対して
ついつい、親がやってしまっていることはありませんか?
○お片付け
○着替え
○靴を履くなど
親がやってしまうとデメリットが多くあるので
考えていきましょう。
なんでも親が先にやってしまう
子どもが自分でできることでもついつい親が手を出して代わりにやっていませんか?
子どもができない場合は、親がしてあげることは大切ですが、
ずっと親がしてあげるのは子育てとしては間違っています。
子どもは成長していく生き物なので、ずっと親が手をかけるのではなく、
成長を見守ることも必要です。
してあげるからできるようになる
という考えを持ちましょう。
子どもの動きは大人に比べてゆっくりです。
だから、着替えや片付けをしていてもゆっくりなので
ついつい親が焦って『おそいって!早くして!』と代わりにやってしまう。
そこを、じっと堪えて欲しいです。
自分でできる子どもであれば、その時間をじっと堪えてできるまで待ってあげましょう。
どうしてもできない場合はお手伝いをしてあげれば良いですが、
自分でできるのであれば、なるべくお手伝いなしでやらせてみましょう。
子どもの成長に繋がらない
親が先に手を出してしまうことで子どもの成長が止まってしまいます。
ママがやってくれるからできるけどしなくていいや〜
と悪い方に誤学習してしまうケースは多くあります。
子どもは楽をしてしまう生き物なので、できないふりをすれば親がやってくれる
と思うとなんでもしなくなります。
子どもの自立を考えるならば、親がするのではなく、子ども自身にやらせてみることが重要です。
服の着替えにも時間はかかりますが、できるまで待ちましょう。
靴を上手に履けないこともありますが、できるまで見守りましょう。
片付けが苦手で時間がかかるなら、片付けの方法を教えて自分でやってもらいましょう。
子どもの成長には『自分でやる』ことが必要なのです。
まとめ
今回は、だめだとわかっているけど、ついついやっちゃう子育てを考えていきました。
子どもの成長にとっては、よくないことが多々ありますが、今回話で出たことは
あるある、ついつい子育てなので、みんな同じ経験があると思います。
子育てにはスキルや技術はそこまで必要ありません。
大切なのは、『考え方』です。
子どもは一人ひとり違うから、他の子ではなく、自分の子どもをしっかりと見てあげましょう。
ネガティブ発言をしないためには、子どもの様子を見守って一旦待ってみましょう。
子どもの成長のためには、親がやってあげることではなく、子どもがやることが大切です。
考え方を変えることで子育ては楽になりますから
少しずつでもいいので意識していけるといいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。